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交通犯罪と免許|危険運転致死傷罪・ひき逃げの刑罰と行政処分

この記事のポイント

  • ✓危険運転致死傷罪は最長20年の拘禁刑がある
  • ✓ひき逃げは救護義務違反で10年以下の拘禁刑
  • ✓飲酒運転は行政処分で免許取消しになる
  • ✓違反点数が累積すると免許停止・取消しの対象になる
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交通犯罪の種類と刑罰

危険運転致死傷罪(自動車運転処罰法2条・3条)

危険な運転行為により人を死傷させた場合の重罰規定です。

行為負傷の場合死亡の場合
酩酊運転、制御困難な高速度等(2条)15年以下の拘禁刑1年以上の有期拘禁刑(最長20年)
アルコール・薬物の影響(3条)12年以下の拘禁刑15年以下の拘禁刑

※2025年6月1日の刑法改正の施行により、懲役・禁錮は「拘禁刑」に一本化されています。

対象となる危険運転行為(2条各号): 1. アルコールの影響で正常な運転が困難な状態での走行(呼気1リットルにつき0.5ミリグラム以上又は血液1ミリリットルにつき1.0ミリグラム以上のアルコールを保有する状態を含む) 2. 薬物の影響で正常な運転が困難な状態での走行 3. 制御困難な高速度での走行 4. 最高速度が時速60km以下の道路で最高速度を時速50km以上、時速60kmを超える道路で時速60km以上超える速度等での運転 5. 未熟運転(技能を有しない運転) 6. 殊更にタイヤを滑らせ又は浮かせて、進行の制御が困難な状態にさせる走行 7. 〜9. あおり運転(妨害目的の直前進入・著しい接近、前方での停止等) 10. 赤信号の殊更の無視 11. 通行禁止道路の高速走行

※上記1の数値基準、4、6は、2026年7月21日施行の改正(令和8年法律第52号)で加えられたものです。

過失運転致死傷罪(自動車運転処罰法5条)

通常の交通事故はこの罪が適用されます。7年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金。

ひき逃げ(道交法72条1項違反)

交通事故を起こしたにもかかわらず、救護義務(負傷者の救護)と報告義務(警察への報告)を怠った場合: - 救護義務違反(人身事故の場合): 10年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金(道交法117条2項) - 報告義務違反: 3ヶ月以下の拘禁刑又は5万円以下の罰金(道交法119条1項17号)

飲酒運転

類型基準罰則
酒気帯び運転呼気0.15mg/L以上3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金(道交法117条の2の2)
酒酔い運転呼気0.5mg/L以上(血液1.0mg/mL以上)を保有する状態その他アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態5年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金(道交法117条の2)

免許の行政処分(点数制度)

主な違反点数

違反点数
酒酔い運転35点(即取消し)
酒気帯び運転(0.25mg/L以上)25点
ひき逃げ35点
無免許運転25点
速度超過(50km/h以上)12点
信号無視2点

免許取消し・停止の基準

累積点数処分(前歴なし)
6〜14点免許停止(30〜90日)
15〜24点免許取消し(欠格期間1年)
25〜34点免許取消し(欠格期間2年)
35〜39点免許取消し(欠格期間3年)
40点以上免許取消し(欠格期間4年以上)

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  3. 不起訴を目指す: 過失運転致傷で示談成立なら不起訴の可能性
  4. 公判対応: 危険運転の成否、因果関係等を争う

根拠条文

  • 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律2条・3条・5条
  • 道路交通法65条(酒気帯び運転の禁止)、72条(事故報告義務)、117条(罰則)
  • 道路交通法施行令別表第二(行政処分の基準点数)

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※ 本記事は法律の一般的な知識を提供するものであり、個別の法律相談に代わるものではありません。具体的な法的問題については、弁護士にご相談ください。

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